葉酸サプリの選び方と基礎知識

カルシウムの鉄分吸収阻害について!鉄とカルシウムが一緒に入っている葉酸サプリは大丈夫なの?鉄の吸収をよくする成分、悪くする成分

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葉酸サプリは鉄分とカルシウムが含まれたものが多くあります。

しかし、鉄分とカルシウムは本当に一緒に入っていても問題ないのでしょうか。

なぜなら鉄分とカルシウムの組み合わせはお互いの吸収を妨げてしまう恐れがあるからです。

結論から言いましょう。

葉酸サプリ鉄とカルシウムが入っていても問題はありません。

今回は鉄とカルシウムが一緒に入っている葉酸サプリが問題ない理由をお伝えします。

本当にカルシウムが鉄吸収を阻害するのか?

原因を判断することは困難ですが、カルシウムは鉄の吸収を阻害します。

同時に摂取することは互いの効果を低下させるのみならず、鉄欠乏症のリスクも高めてしまうでしょう。

鉄欠乏症を引き起こしてしまうと、次のような症状が身体に現われます。

  • 疲労感および無力感
  • 免疫機能低下
  • 体温維持能力の低下
  • 早産
  • 低出生体重児(未熟児)

<参照:鉄|海外の情報|医療関係者の方へ|「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業

では、なぜ相性の悪い鉄とカルシウムが葉酸サプリに一緒に入っていても問題ないのでしょうか。

それは妊娠中における鉄分の必要量に関係します。

妊娠中における鉄分の必要量

妊娠中は、胎児の成長や母胎の健康を維持するために、多くの鉄分の必要とします。

そのため不足してしまうと出産に大きな影響を与える心配があります。

しかし、妊娠中の鉄補充を推奨されているにもかかわらず、半数以上が推奨量より少ない量でしか摂取出来ていません。

実際にどのくらいの量が必要なのか下記の表を参考にみてみましょう。

鉄分摂取量(mg/日)  
妊娠初期 +2.5
中期・後期 +15.0
授乳期間中 +2.5

<参照:日本人の食事摂取基準2015年版

妊娠中期から後期にかけて多量の鉄分が必要なことが分かります。

この量を日本人女性の平均鉄摂取量(7mg)に加えるとなると、普段の食事だけではなかなか摂取できません。

だからこそほとんどの葉酸サプリには鉄分が入っています。

葉酸サプリに鉄とカルシウムが入っていても問題ない理由

葉酸サプリに鉄とカルシウムが入っていても問題ない最大の理由としては葉酸サプリが「主に妊娠初期に飲むもの」であることでしょう。

先ほどもお伝えした通り、鉄分がより必要されるのは妊娠中期〜後期です。

それまでの時期であれば、たとえ鉄の吸収が阻害されても鉄分不足を引き起こすほどのリスクは高くありません。

どうしても不安だと感じる場合は、鉄分を多く含んだ食材を摂取すると良いでしょう。

ただし、妊娠中における食事からの鉄分摂取は植物性の食材を強くおすすめします。

なぜなら、レバーのような食材は鉄分が豊富ですが、ビタミンAの過剰摂取になる可能性があるからです。

いずれにせよ、葉酸サプリに鉄とカルシウムが入っていてもそこまで気にする必要はありません。

カルシウムによる鉄の阻害を気にしていたら、牛乳ですら飲めなくなってしまいます。

サプリの併用はNG

ごくたまに葉酸サプリの他に、カルシウムサプリと鉄分サプリを併用される方がいらっしゃいます。

不足分をサプリで完全に補う意図があるのでしょう。

しかし、サプリの併用は絶対にやめましょう。

なぜなら、成分同士の相互作用が思わぬところで発してしまう恐れがあるからです。

また健康を害した時も複数のサプリを併用していることで原因究明が困難になります。

よって、カルシウムサプリであろうと、鉄分サプリであろうと、サプリ同士の併用はやめましょう。

併用するくらいだったら、1つに成分が豊富に含まれている葉酸サプリがおすすめです。

鉄分(非ヘム鉄)の吸収をよくする成分

カルシウムによる鉄吸収の阻害が心配な方は、食肉タンパク質とビタミンCを摂ることをおすすめします。

食肉タンパク質やビタミンCは非ヘム鉄の吸収を向上させてくれるからです。

<参照:鉄|海外の情報|医療関係者の方へ|「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業>

ただし、食肉タンパク質とはいえどやはりレバー類はビタミンAの過剰摂取に注意が必要です。

相性の悪いカルシウムも鉄分もどちらも摂らないわけにはいきません。

だからこそ、鉄分の吸収を向上させる成分を取ることが大切になります。

鉄分(非ヘム鉄)の吸収を阻害する成分

鉄の吸収を阻害する成分も念のため見ていきましょう。

  • カルシウム
  • タンニン(お茶に含まれる)
  • ポリフェノール類
  • フィチン酸塩(豆科植物および全粒穀物に含まれる)
  • 大豆

<参照:鉄|海外の情報|医療関係者の方へ|「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業>

これらの成分や食材も非ヘム鉄の吸収を阻害します。

ちなみにお茶が大好きな方はこれを機にルイボスティーを飲むといいでしょう。

ルイボスティーはタンニン濃度がとてつもなく低いですから。

だからこそ、妊娠中の飲み物として大人気なのです。

このようにカルシウム以外にも鉄の吸収を阻害する成分は他にあることがわかりました。

まとめ

  • カルシウムは鉄の吸収を阻害する
  • 鉄分が必要なのは妊娠中期から後期
  • 葉酸サプリが主に活躍するのは妊娠初期
  • カルシウムサプリと鉄サプリを追加で併用するのはNG
  • 食肉タンパク質とビタミンCが非ヘム鉄の吸収をよくする
  • お茶も鉄分吸収を阻害する

たしかにカルシウムが鉄分の阻害をしてしまうのは事実です。

しかし、鉄が大量に必要となるのは妊娠中期から後期になります。

葉酸は妊娠初期が一番大切なので、それまではほとんど影響はないでしょう。

しかも鉄を阻害するからといって、カルシウムを取らないわけにはいきません。

牛乳ですら飲めなくなってしまいますから。

結局、相性が悪くてもカルシウムも鉄分も両方必要です。

だからこそ、鉄分は食事を意識しなければいけません。

葉酸サプリにカルシウムと鉄が両方入っていることを気にするよりも大切です。

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