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妊娠中のビタミンE摂取について!流産予防になるのはマウス実験の話!葉酸サプリのビタミンE配合はどっちでもいい!

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妊娠中のビタミンE

「妊娠中のビタミンE摂取は流産予防になる」この一説からビタミンEが配合されている葉酸サプリを選ぶ方は多いです。

しかし妊娠中のビタミンE摂取が本当に流産予防になるのでしょうか。

そこでこの記事では妊娠中のビタミンEの摂取について解説します。

ビタミンEが流産予防になるのはマウスの話

結論から言いますと以下の通りです。

  • マウス実験段階ではビタミンEが出産に影響するという結果が出ている
  • マウス実験が人間にそのまま当てはまるかは不透明である

現段階ではビタミンEの流産予防効果についてはこのようにしかお答えできません。

しかしマウス実験では具体的な実験結果が出ていますので、以下少し触れておきます。

マウス実験の内容

武庫川女子大学によるビタミンE摂取量による出産への影響を検討したマウス実験の論文があります。

実験内容は以下の通りです。

  1. 餌のなかのビタミンE含有量によってlow群、middle群、high群の3グループに分ける
  2. 同環境下で飼育し交配させ妊娠結果を確認する

その結果を見てみましょう。

ビタミンEの摂取量による影響

まずビタミンE投与middle群は最も高い確率で妊娠し、お腹のなかの子供に異常は見られませんでした。

一方でlow群では妊娠した全体の約7.6%、high群では約10.3%に異常が見られたのです。

さらにはlow群およびhigh群はmiddle群よりお腹のなかの子供も通常より小さいという結果が出ています。

つまりビタミンEの不足と過剰摂取が妊娠への悪影響を及ぼすということです。

しかしあくまでもマウス実験の段階で、その結果がまるごと人間に当てはまるとは言い切れません

妊娠中におけるビタミンEの効果

流産予防に関わらず、妊娠中においてもビタミンEの摂取は大切でしょう。

ビタミンE摂取の主な効果は以下の2つです。

  • フリーラジカルによるダメージから身体を守る
  • 血行促進

それぞれ解説していきます。

フリーラジカルによるダメージから身体を守る

ビタミンEには酸化防止作用があり、フリーラジカルによるダメージから身体を守る働きがあります。

妊娠中だからこそ、フリーラジカルには注意した方がいいでしょう。

なぜならフリーラジカルが胎児仮死を引き起こすという動物実験があるからです。

人間の胎児が胎児仮死の状態になると各臓器に障害がおこります。

動物実験の結果が人間にそのまま当てはまるかは、さらなる研究が必要ですがフリーラジカルには注意したいところです。

血行促進

ビタミンEには血管拡張を促す効果もあります。

またそれによって血液が血管内で凝固するのも防ぎます。

胎児の成長に伴い、妊婦は血行不良になりがちですからぜひビタミンEを摂りましょう。

妊娠中におけるビタミンEの摂取目安量

ビタミンEの摂取目安量は妊娠中でも妊娠していなくても変わりません。

具体的には以下の通りです。

  ビタミンEの摂取目安量(mg/日)
成人男性 6.5mg
成人女性 6.0mg

日本人の平均的な生活における摂取量の中央値は男性6.2mg/日~6.8mg/日、女性5.5mg/日~6.6mg/日です。

通常の食事から摂取していればビタミンEの栄養状態には特に大きな問題はないと言えるでしょう。 

ビタミンE不足が及ぼす影響

現在の日本で健常者がビタミンE不足になることは稀です。

しかし脂肪の消化・吸収が適切になされない疾患が関連してくる人だと、ビタミンEの欠乏の可能性が出てくるでしょう。

ビタミンEが不足すると、神経や筋肉に損傷を与える影響が出てきます。

  • 腕や脚の感覚の喪失
  • 身体運動制御の喪失
  • 筋力低下
  • 資格障害
  • 免疫機能の低下

もっとも日本の健常者でビタミンE不足になることは稀ですのでそこまで神経質になる必要はありません。

葉酸サプリにビタミンEが入っていても問題なし

葉酸とビタミンEの相互作用によって重大な問題が報告された事例はとくにありません。

また不足することも稀ですので、あえてビタミンE配合の葉酸サプリを選ぶ必要もないでしょう。

ただし過剰摂取と他の薬との相互作用に気をつける必要はあります。

参考までに、相互作用に関する厚生労働省の情報をご紹介しましょう。

  • ビタミンEは、ワルファリン(Coumadin®)など、抗凝血剤や抗血小板剤を服用している人の出血リスクを高めることがあります。
  • ある研究では、ビタミンEとその他の抗酸化剤(ビタミンC、セレニウム、ベータカロチンなど)を併用摂取したところ、血中コレステロール値管理のために服用していた2種類の薬剤(スタチンとナイアシン)の心臓保護効果が低下しました。
  • がんの化学療法や放射線療法を受けながら抗酸化サプリメントを摂取することにより、これら治療法の有効性に変化をもたらしてしまう可能性があります。

いずれにせよビタミンEに限らず全てのサプリメントや医薬品については、飲み合わせの相互作用に関して十分に注意しなければいけません。

心配な方は医師・薬剤師、その他医療スタッフに相談することをおすすめします。

まとめ

  • ビタミンEが流産予防にという話は、マウスの実験段階の話
  • マウス実験が人間にそのまま当てはまるとは言い切れない
  • ビタミンEはフリーラジカルから身体を守る、血行促進の効果がある
  • ビタミンEは過剰摂取にも気をつけ、適量の摂取が大切
  • 葉酸サプリにビタミンEが含まれていても問題ない

ビタミンEは妊娠中だけに限らずとても重要な栄養素の一つです。

過剰摂取にも気をつけつつ、担当の医師などによく相談し適切な摂取を心がけましょう。

なお葉酸サプリではビタミンEが配合されていても、いなくてもどっちでも問題ありません。

ビタミンE以外の要素で、自分にあった葉酸サプリを見つけることをおすすめします。

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